児童虐待や子どもの養育に関する支援機関連携が,なぜうまく進められないのだろうと,以前から疑問に感じ,私の課題のひとつになっていました。
私なりの考えとして「連携から連動へ」「情報共有にとどまらず思いの共有を」を2年ほど前からいろいろな機会に発信しています。
10月5日のつぶやきコーナーでも一部述べています。
数日前,新たな切り口がふいに頭に浮かんできました。
それは「コミュニケーション力」。
支援業務に携わる者の「コミュニケーション力」が問われている問題ではないかと感じました。
ある資料では「コミュニケーション力」を次のように解説しています。(抜粋・要約)
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間違いのない情報共有を可能にするために、コミュニケーション力は重要。
コミュニケーションを単なる情報や知識のやりとりだと思ったりすると失敗する。
相手の言いたいことを的確につかみとる力であり、さらには相手が言葉が足らずうまく表現しきれていないことまでも洞察し「おっしゃりたいのは…ということですね」と(肯定的に)相手に提案する力。
自分の言いたいことがしっかりと受け取られている、と感じることで、人は信頼感を持ち次の段階へと前進してゆくことができる。
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現在は,このことを意識せずに機関連携を推進しようとしています。
それでは「ルール通りに」関係機関と情報共有しているつもりでも,「次の段階」の対応にはつながらないことになります。
いくら「ルール」をつくっても,「マニュアル」を改善しても,根底にこのような認識や課題意識が無ければ機能しないと改めて感じています。
「連動」「思いの共有」をさらに具現化する発信を続けていこうと思います。
機関連携は「ルールやマニュアルじゃない」という思いを強くしました。
数ヵ月後,数年後に,この課題に対してどんなとらえ方に行きついているのでしょうか。
ルールやマニュアルじゃない
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと