資源

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

新型コロナ禍で医療体制が厳しい状況になっています。
報道等で,医師や看護師をはじめとする医療従事者を「医療資源」と呼ぶことがあります。
先日の新聞の投書欄に次のようなことを意味する文面を見かけました。
『鉱物などの物ならわかるが,大変な苦労をされている方々を「資源」と呼ぶのには違和感がある。敬意の念が感じられない』
投書された方の気持ちや考えは十分に理解・共感できます。
「資源」の意味を調べてみると【人間の生活や産業等の諸活動の為に利用可能なもの。広義には人間が利用可能な領域すべて,狭義には諸活動に利用される原材料】と解説されていました。
当法人や「オレンジ」「K’orange」も,子どもの育ちに関する支援「資源」といわれます。
解説の広義にあたる使われ方です。
私は,自分の組織や業務が「資源」といわれることに誇りを感じます。
医療,保健,福祉,教育…。
官民を問わず,地域には子どもたちのための「資源」がたくさんあります。
それら「資源」が十分につながり「利用可能なもの」として機能することは,我々の追い求めるところです。
「資源」になり切れない組織やスタッフでありたくないと思っています。