もうひとつの「FAST」

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

大きな病院には「FAST」という仕組み・チームがあります。
「Family Support Team」(ファミリー・サポート・チーム)の略称で,文字通り「家庭をサポートするチーム」ということになるのでしょうか。
子どもの養育などを中心に課題のある家庭を医療面から支援していく方策や方針を協議していく部署と受け止めています。
一度,機会を得てその会議に同席しました。
医師や看護師,ソーシャルワーカー,弁護士等の方々が集まっていました。
どの病院でも「FAST」という名称を使っているかはわかりませんが,結構全国的に使われているようです。
話は変わります。
昨日テレビを見ていたら,もうひとつの「FAST」を知りました。
「F」はFace・フェイス(顔),「A」はArm・アーム(腕),「S」はSpeech・スピーチ(言葉),「T」はTime・タイム(時間)。
脳卒中の可能性が高いと考えられる初期症状などを示しており,すぐに病院にきてほしいという願いを込めた言葉だそうです。
顔の表情の左右の違いなどの変化,物を落とすなどの片腕の麻痺,呂律が回らないなど言葉の障害,すぐに病院に行くというスピード感。
「これらを念頭に置いておきましょう」と呼びかけていました。
2つの「FAST」。
いずれも医療にかかわる略称でした。