若い頃,中学校の数学の授業で統計を扱う際に,生徒にこんな質問をしたのをよく覚えています。
「日本全国でみんなと同じ中学校2年生は何人くらいいると思う?」
生徒から正しい数字が出てきた記憶はありません。
「だいたい200万人だよ」と伝えると,驚くような,あるいは見当もつかない数字と受け止めるような反応が返ってきました。
それほど多いので,何か調べるときに全員を対象にすることは難しく,抽出調査の必要性を感じさせるためのひとコマでした。
それが令和2年の年間出生数は約84万人とのこと。
少子化に歯止めがかからないのを実感します。
将来の社会を担う人口がどんどん少なくなります。
一人一人の社会的自立がとても重要になってきます。
そのためにも心身ともに健康に育っていって欲しいと思います。
それには,今よりも何倍も「子どもの権利」が保障される社会や学校に変わっていく必要があります。
子どもが被害を受けた事件の報道が連日続く状況は,それとはほど遠いように感じます。
84万人
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと