背中をさする

昨年の暮れに家族がケガをして入院しました。
私の予想以上に身体機能が回復し，おかげさまで今日，退院することができました。
病棟から帰る時にエレベーターを待っていると，お世話になった看護師さんの一人がやってきました。
「転ばないように気を付けて」「もう病院に来ないでね」と家族に優しく声をかけてくれました，背中をさすりながら。
そばにいた私はとてもありがたい気持ちになりました。
「背中をさする」って，何か不思議な力を持っていますね。
「いたわり」「ねぎらい」「大丈夫だよ」「安心していいよ」という言葉によらないメッセージが伝わっている感じです。
また，「背中を手のひらでポンポンする」のもそうでしょうか。
大人でも，親近感のある人からそのようにされたらホッとしますよね。
まして子どもはたくさん感じることと思います。
子育て中のお母さんやお父さんが，小さな子をハグしたり，背中をポンポンする光景を見ると，私は幸せな気持ちになります。