子どもの自殺

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

厚労省が2024年の自殺者数を発表しました。
小中高校生は過去最多の529人だそうです。
小学生15人,中学生163人,高校生351人。
原因や動機は複数回答で次のようになっています。
「学校問題」272件
「健康問題」164件
「家庭問題」108件
学校問題の詳細は「学業不振」65件,「学友との不和(いじめ以外)」60件,「進路に関する悩み(入試以外)」51件,「入試に関する悩み」33件,「いじめ」9件。
以前から日本の子どもの自殺率は高く,15歳から19歳までの死因の約半数は自殺といわれています。
子どもにとって生きづらい社会になっていることの表れかもしれません。
今回の発表に際して,こども政策担当大臣は「困りごと,悩みごとがあれば,ちゅうちょなく相談できる社会をつくっていかなければならない」とコメントしています。
相談できる社会をつくることはとても大事だと思います。
けれども,困りごとや悩みごとを発信することは容易ではないという大きな課題があります。
学校や地域社会をはじめ子どもにかかわる大人が,一人一人の子どもをかけがえのない存在と受けとめ,かかわっていくことがそのような社会の実現に向かう土台になるような気がします。
もちろん児家センもその土台にならねばならないひとつです。