「籾殻燻炭」
「もみがらくんたん」と読みます。
籾殻焼きで作られます。
もみ殻は,収穫した稲を脱穀(稲穂から実の部分を切り離す)した籾のコメを覆っている皮の部分のことです。
今日,とても懐かしい光景を目にしました。
稲刈り後の田んぼで,もみ殻を円すい形に積み上げ,その中央に出ている金属の煙突から煙が出ていました。
円すい形のもみ殻の一部は黒く焦げていました。
子どもの頃,あちこちで見たことがあります。
最近はほとんど目にしたことがなかったので,思わず見つめてしまいました。
最後にはすべてのもみ殻が黒くなります。
もみ殻は,農作業でいろいろと利用されています。
野菜作りの畑でも活躍しています。
そのもみ殻を酸素の少ない状態で焦がしてできるのが「籾殻燻炭」です。
酸素が多いと燃えて灰になってしまいます。
「燻炭」にして,次の農作業に使います。
子どもの頃,あの煙突がとても興味深く,また不思議に感じました。
この光景を見なくなったのも,農業が様変わりしてきたからでしょうか。
とても懐かしい思いがしました。
(写真はホームページ「富山生活」で掲載されているものを用いました)
籾殻焼き
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