ワーキングケアラー

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

ここ数年,「ケア」や「ケアラー」という言葉を耳にすることが多くなってきました。
その背景に社会での課題意識の高まりと多くの法改正があるのは言うまでもありません。
「ワーキングケアラー」「ビジネスケアラー」もそのひとつです。
家族の介護・介助と就労の両立の課題がとり上げられています。
私も数年前まで,介護が必要な親と同居し就労していました。
その際,社会のしくみや資源の具体を知りありがたさを実感しました。
ケアやケアラーのことは,社会や資源のしくみ抜きには考えを進めることは避けられません。
一方,そのようなしくみで時間や費用の問題が軽減できても,ケアラーの権利や心身の健康が保障されていくことには直結しません。
その部分を誰が担っていくかはとても大切なことです。
加えて,子育てもしながらという方にかかる心身の負担の大きさは想像できません。
お話を伺い,共感や労い,提案などできることはたくさんあります。
時間や費用のお手伝いとは違う方向からの応援を児家センとして進めていきたいと思っています。