子どもに直接かかわることの意味や手法を深く考えた年でした。
私の仕事では,養育者をサポートすることはもちろんですが,子どもと直接かかわることも少なくありません。
主として学習支援で時間を過ごします。
そのなかで,勉強という素材を通して子どもの思考や感情にアプローチしているということが実感されるようになってきました。
子どもが課題に取り組んでいる様子を見守りながら,いまどのように考えを進めているか,どのような気持ちでいるか,いろいろと思いをめぐらします。
その子どものことが分かってくると,思考過程や感情がより推測できるようになります。
すると,声をかけるタイミングや話す内容が明確に絞り込めてくることを体験しました。
また,子どもへの確認や自己決定,自身の言葉で語る機会を多く取り入れることも意図的に多くします。
カウンセリングというと大げさですが,学習支援もそれに近いかかわりの場だと思うようになりました。
児童福祉の相談員だからできる学習支援なのだろうと思います。
勉強という素材を通して子どもの内面にかかわっていく。
来年はもっとブラッシュアップしていきたいと思います。
子どもからたくさん教えられた1年でした。
この1年⑤
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと