小さなものを見たときに「可愛い」と表現することがあります。
以前の私にはこの感覚がありませんでした。
他の人が使っている様子に頭では理解していましたが,「可愛い」という言葉と感情が結びつきませんでした。
30歳代後半,人が多く行き交うけれども落ち着いた都心の通りを歩いていたときです。
歩道のそばで親と思われる女性が赤ちゃんを抱いているところに遭遇しました。
その瞬間,「可愛い」と感じました。
なぜなのか,なぜその時なのかはまったくわかりません。
でもそう実感しました。
心が温かくなったような感覚でした。
嬉しい感覚でした。
どういうわけか忘れられず,ずっと私のなかに居続ける場面です。
先日,オレンジの玄関に小さな小さな白い靴がきちんと揃えて置いてありました。
思わず「可愛い」と口にしました。
本当に可愛いと感じる光景でした。
お祖母ちゃんと一緒に来所した幼稚園児の靴でした。
白い靴
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと