265 「闘う君の唄を」

あんばや・べーす

・・・子育てと里山の自然に関することなど

 一週間ほど前、家で中島みゆきさんの「ファイト!」の弾き語りを練習していると、里母が、「闘う君の唄を」(中山七里著・朝日新聞出版)という本を読み終わったところだといいます。パラパラと開いてみると、第一章の「闘いの出場通知を抱きしめて」から第五章「冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ」まで、すべての章のタイトルが「ファイト!」の歌詞から取ったものでした。
 ネットの紹介文には「新任教諭として、埼玉県秩父郡の神室幼稚園に赴任した喜多嶋凛。モンスターペアレンツたちの要求を果敢に退け、自らの理想とする教育を実践するのだが……。どんでん返しの帝王が仕掛ける物語は、いったいどこへ向かうのか? 読者の予想を裏切る著者の真骨頂!」とあります。
 これは読まないわけにはいかないだろうと、音楽祭が終わった翌日から読み始めました。