「あなたはやれるかもしれないが,後任の人がそこまでできるとは限らない」
こんな言葉を繰り返し聞きました。
いずれも自治体の養育支援部署の担当者が上司から言われたそうです。
要は「やり過ぎるな」「行政がそこまでやる必要はない」という考えからのもののようです。
ある担当者はどうしたらよいか戸惑い,別の担当者は意に介せず自分が望ましいと思う道を選んでいます。
児童福祉法が改正され,こども基本法も成立しました。
子どもの権利や利益についても多く語られるようになっています。
行政の文化と子ども福祉のとらえがかみ合わないまま,一部の自治体現場でこのような状況が起きているのでしょう。
「自分の自治体の養育支援の魂は何か」
このテーマに触れようとしない限り,冒頭の言葉はなくならないような気がします。
自治体の魂
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと