“信号待ちで怒声 お互い仲良く“

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

全国紙の投書欄で見かけました。
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信号待ちで怒声 お互い仲良く

 「おい! 邪魔だ!」。小さな交差点で一人で信号待ちをしていた私にかけられた言葉です。ご夫婦とおぼしき高齢のお二人が通る道を,私の自転車が遮っていました。
 「すみません。横断歩道を渡ろうとして,信号が変わってしまって」。慌てて動かそうとしますが,前後にチャイルドシートが付いた電動ママチャリは漬物石並みに重く,サッと方向転換はできません。ご婦人が怒ったように「自転車はあっちだろ!」と,車道の停止線を指します。
 言い訳をのみ込んで出た言葉は「すみません」。「通れないので,どいてね」だったら,こんなに心がかき乱されなかったのに‥。
 もしかしたら,お二人は急用があったかもしれないし,何かの理由でいら立ちを募らせていたのかも。
 でも,4歳と9歳の育児に余裕がない日々を送る私も同じです。駄々をこねる子供の泣き声に逃げ出したい日もあります。それぞれ歯を食いしばって必死に生きる毎日。面白くない事を挙げたらキリがないです。
 だから,せめて他人にかける言葉を,もう少しソフトにしてみませんか? 世代は違えども,お互いもう少し仲良くやりましょうよ。

(47歳・文筆業)
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育児に余裕がない日を送っている方々はたくさんいます。
思うに任せず,イライラすることも日常でしょう。
心がかき乱されるような言葉をかけられることも‥。
養育者のそのような思いに丁寧に耳を傾ける児家センでありたいと思います。