大人に言いたい②
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「個性の尊重 本当にしていますか」
「個性の尊重」という言葉をよく聞くが,学校で過ごしていると少し違和感を覚える。児童や生徒に幅広い選択肢が与えられていないことがある教育現場に,物申したい。
小学生の時,ひまわりの背景に太陽を描いたら,先生から「太陽はダメ。気球に変えなさい」と言われた。訳を聞いたが「あとで」と言ったまま答えてくれなかった。なぜ否定されたのか。今でもわからない。
また,学校のテストの問題のほとんどは,答えが一つしかない。教科書を読んでいればわかる問題は楽しくない。学び,考える場である学校が,情報を詰め込むことに重きを置いているのだろうか。「これからは答えが一つじゃない問題が増える」なんて言う大人に問いたい。
学校は,児童や生徒にもっと多くの選択肢を与え,より深く考えさせる場所であるべきではないか。大人になってからも「過ごしてよかった」と思える場所であってほしい。
(12歳・中学生)
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大人はこのような思いにできればすべて応えられたらいいと思います。
けれども現実はなかなか難しいのも事実かもしれません。
ただ,このような思いを発信できない学校や家庭,社会であり続けていいはずはありません。
大人の都合は脇に置き,思いにしっかり向き合う意識は持ちたいものです。
“こどもまんなか”
個性の尊重 本当にしていますか
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと