大人に言いたい④
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「せかさないで『今』を生きたい」
高校受験,大学受験,就活・・・。今この瞬間を楽しみたいのに,大人は常に先のことを考えろと言う。
学校は,受験勉強や就活をするための場所ではない。その場でしかできないことを楽しめる環境であるべきだが,「成功には早めの準備が大事」などとせかされ,いつも頭の片隅に「就活」の文字がよぎる。
学生時代に力を入れた「ガクチカ」を言えなければならない。就職に有利な資格もとらないといけない。業界研究や自己分析,インターンシップも早めにしなければならない。不安や焦りが募るばかりだ。
もっと大学生活を満喫したい。もっとじっくり自分と向き合う時間がほしい。それなのになぜ大人たちは社会に出ることをせかすのだろう。
「今という瞬間のために,精いっぱい生きることを許す社会であってほしい。私もそんな社会をつくる大人になりたい」。今年20歳になる学生からの叫びであり,誓いである。
(19歳・大学生)
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「自分の思うようなことばかりやっていられるわけではない」
「社会では通用しない」
「あとであなたが困るから」‥
耳にすることの多い大人の言葉です。
それには相応の意味があると思います。
一方で,これから自分の道を拓こうとしている子どもや人にとって「ちょっと待って」と言いたくなる言葉かけかもしれません。
11歳の小学生が「まずは子どもの気持ち考えてね」と投稿していたことと重なりました。
生きていく本人の思いや考えを受け止めていきたいと改めて感じました。
日ごろ子どもと接する自分にとって,学びのある特集でした。
せかさないで「今」を生きたい
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと