感情を切る

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

実録コミックの設定です。
荒れる母や認知症の祖父への対応,家事…。
父や弟との5人で暮らす小学生の主人公は家族の世話を一手に担う。
頑張るも次第につらさが増していく毎日に。

ここまでは私にも想像できました。
中学生までの話の一部です。

「感情があるからこんなに苦しい」,だから目の前のことを感じないようにしよう,「感情を切る」。
感じない自分を求めた。
感じないようにすると殴られても痛みを感じない。
そして,自分が「したいこと」ではなく,「すべきこと」をやろうと。
同級生から「冷めてるね」と言われ,日常的に軽く解離するように。

結果,「このときの〇〇さんの気持ちを答えなさい」という学校のテストの問いに「気持ち? ふつうどう感じるんだっけ」と戸惑い,「感情戻ってこい」と自分に声をかける。

健康性があるがゆえに自分の感情をことごとく抑えようとする。
事態がこのように進むことがあることを恥ずかしながら知りませんでした。