このところ里親家庭やファミリーホームでの、いわゆる「不調」ケースが多数確認されるようになっています。不調の原因が里親制度の不備と児童相談所の対応の悪さにあるケースも一定程度あるのではないかと考えています。
どういうことかというと、たとえば里親が児相に心配や不安を訴えようとしても、担当者が不在や別件対応で受けることができず、先延ばしになったり、里親が訴えることをあきらめてしまう。訴えを聞けたとしても、児相が家庭訪問や来所などで具体的に関わりが始まるのはしばらく時間が経過してからになり、里親家庭で起こっている事態がさらに深刻になってからになります。そうなってから選べる支援方法は、一時保護、措置変更、措置解除などと限られたものになってきます。これが今起こっている多くの里親不調の実態ではないかと考えています。
今日は、ザックリとした話になりましたが、明日以降もう少し踏み込んで、里親不調の原因と不調をなくすためにはどんな方策があるのかを考えていきたいと思います。
012 里親不調を考える①
・・・子育てと里山の自然に関することなど