「どうそ ごゆっくり」

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

日本海側にある温泉地の日帰り湯に入りました。
露天風呂に行くと広いお風呂でした。
離れたところに一人の男性が入っていました。
早くなった日没であたりは真っ暗,静かな明かりが数灯。
疲れがとれるようでした。
男性が上がるとき私に「どうぞ ごゆっくり」と。
広いお風呂で数メートルも離れていたところから。
「ああ どうも お世話様です」と私。
突然で意味もない言葉しか出てきませんでした。
これまでも「お先に」などという場面に出会ったことはありましたが,「ごゆっくり」は “私にそういう時間にしてね“ というような言葉。
たったひと言でしたが,気持ちがホッとしましたし,いいなあと思いました。
そういう文化の地なのでしょうか。
それともその方自身の構えから出た言葉なのでしょうか。
人と人をつなぐひと言。
自分の生活や業務を振り返ってしまったお風呂でした。