「千葉県では、登録里親数が多く、支援機関も十分配置されており、県からフォスタリング機関の指定を受けたNPOが支援の中心になって、定期的に児童相談所を含んだ連絡会議を開催している。」このようにまとめてみると、千葉県は体制が整備されていて、必要な支援体制が組まれているように思えますが、実情は各支援機関がそれぞれ独自の体制のもと、バラバラな活動をし続けていて有効な里親支援ができていないという印象を持っています。
その一番の原因は、支援機関同士で里親関連の情報が十分共有されていないからだと思われます。一つには、児童相談所の持っている情報が、オレンジの会を含めた里専、児家センなどの民間支援機関に十分提供されているとは言えないことです。また、民間の支援機関同士での情報共有もほとんどできていないのが実情です。このため、定期的に行われている「里連」でも、ケースのよっては情報共有が不十分なため、支援方針の検討などが上すべりしているように感じています。
901 里親支援のネットワーク作り⑧
・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど