全国紙の投書欄で見かけました。
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中学時代の友人らと約20年ぶりに会った。中学時代のいじめの話になり,私も含め同級生3人が男子からいじめを受けていたと知った。当時は,いじめられていることを他人に話せなかった。そのため,お互いにいじめの被害に気づくことができなかった。(略)
3人とも共通していたのは,あれから半世紀にもかかわらず,あの男子たちには会いたくないし,いじめにあっていた当時の気持ちも忘れられないことだ。
私は,ずっと忘れられずにいることで自分を責めていた。「自分の性格のせい?」「心がせまいからだろうか?」と。だが,他の人も同様だとわかり,いじめの傷はとても深いのだと思い知った。
いじめていた男子たちは覚えていないかもしれない。覚えていたとしても大したことではないと思っているかもしれない。
だが,いじめは高齢者の仲間入りをする年代になっても消えない傷を残すと知ってほしい。面白半分や憂さ晴らしなどで,決していじめをしてはならない,と強く言いたい。 (65歳)
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幼少期や子どもの頃のできごとは,その環境が無くなったとしても大きな影響を及ぼし続ける。
「あのときかかわっていた大人は何をしていたんだ」
かかわる大人の一人である私の頭によく浮かんでくる言葉です。
“半世紀後も消えない いじめの傷”
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと