自治体の要対協に関係する会議で感じることがあります。
虐待などの事例で養育者の言動の適否に目が向きすぎていることです。
そして,不適切が改善されればゴールという考え方が強いことを感じます。
確かに重要な視点のひとつです。
その結果,安全プランが奏功し養育者の対応が改善されれば終結という道筋をたどります。
私も以前はそのことに疑問を感じることなく業務にあたってきました。
いろいろな子どもに接したり,研修を深めたりするなかで,大きな違和感をもつようになりました。
養育者の言動が改まればよいうのかという違和感です。
一連の流れのなかで,子ども家庭支援の主役である子どもが登場していないのです。
これはおかしな構図だなあと,最近,強く感じるようになり違和感ではなく,これは違うとハッキリ思っています。
関係する大人が,大人の立場や都合の話に終始して要対協という大事なしくみが運営されていることが少なくありません。
子どもを見る,子どもの話を聞く,子どもの感じていることや受けとめをしっかり把握する。
このような原点と思われることが軽視されているようで,とても気になります。
軽々に結び付けるのは適切でないとは思いますが,児相や自治体,警察等の重要な機関がかかわっているにもかかわらず子どもが死ぬ現実があります。
無関係なことではないような気がします。
子どもの側からみる①
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと