アウトリーチ,伴走型

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

自治体の福祉部門のこれからの支援について,次のような主張を目にしました。
従来の福祉は,支援を受けるためには当事者が役所に申請する必要がある。
そうした支援だけでは対応することが難しくなっている。
求められるのが「アウトリーチ」と「伴走型支援」。

これは自治体だけに求められるものではないと思います。
「アウトリーチ」とは,支援側から出向いていくはたらきかけ。
「必要なら来てください」だけではなく,こちらからアプローチしたり出向いたりしていくことは,とても意味が大きいと思います。
オレンジに相談してくる方のなかには,ためらいながら連絡される方も少なくありません。
ことによると,たくさん迷い連絡せずにおられる方もいらっしゃると思います。
相談機関への敷居は高くてはよくありません。
また,支援側の都合を押し付けるのではなく,当事者の都合に合わせて一緒に考えていくことも,欠かせないものでしょう。
オレンジでは,さまざまな方の相談に応じています。
その際,「アウトリーチ」と「伴走型」はいつも念頭におき,相手の方のなかにある強みを一緒に育てていくことを心がけています。