(略)
私自身も複雑な家庭環境で育った。3歳の頃に両親は離婚し母に育てられた。母は私が15歳のときに病気で亡くなり,父と暮らすことになった。幼少期の孤独感や喪失感は自分で思っている以上に残る。それでも今,私が明るく生きられるのは,話を聞いてくれて,成長を見ていてくれた存在がいたからだ。
自分がしてもらったように,同じ目線で話を聞き,子どもたちが頑張っていることを受け止めるよう心がけたい。寂しさや苦しさで傷ついた心を癒やし,子どもたちを明るい未来に導ける大人になりたい。
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全国紙に掲載された21歳・大学生の投書です。
「幼少期の孤独感や喪失感は残る」
「話を聞いてくれて,成長を見ていてくれた存在」
「同じ目線で話を聞き,頑張っていることを受け止める」
相談員としていつも心がけている大事なことがらです。
あまりにもそのまま文字にされていたので,少し驚きました。
書いた学生からも教えられたような気がします。
同僚の相談員に話すと「その子って強いね」。
話を聞かれ,見守られることは人を強くするのでしょうか。
“傷ついた子らの心癒やしたい”
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと