3年ぶりに、千葉県内の全地域を対象とする「市町村職員向け里親制度研修会」を開催していて、全4回開催予定のうち、昨日君津市で第一回目が終わりました。私からも「里親支援における市町村の役割」というテーマで話しをさせてもらいました。
「社会的養護における家庭養育の重要性が増していて、国は施設入所から里親委託へ大きく舵を切っている。その結果、将来的にすべての地域で里親養育が一般的なってくるだろう。市町村の職員は、里親の支援は児童相談所の業務であり、しっかりやっているだろうと思っているかも知れない。しかし、現在里親支援の中心となっている児童相談所は、児童虐待対応にほとんどの力を注いでいて満足な支援ができていない。里親制度は、子育て経験の少ない里親が、問題を抱えた子どもを中途から委託されて個人の家庭で養育する制度である。今後、県内の里親委託が大幅に増えていくことが予想される中、地域住民としての里親子を市町村としても意識を持って支援していただきたい。」
昨日は、君津児童管内の4つの市町から合計9人の職員が参加してくれて、私の講義と、「里親制度の基礎知識」、現在里子を養育中の里親による「里親体験談」に熱心に聞き入っていました。
847 里親支援における市町村の役割
・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど