想定外の出会い②

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

児童福祉に携わる私は家族を子どもの側からみることが通例です。
「本児・父母・父方祖父母」というようにとらえ表現します。
当たり前と思っていました。
高齢者福祉を担っておられる方は「本人・子・孫」と表現していました。
まずそこで「えっ」と思いました。
また,私の仕事では子どもや養育者が困難さを感じていることに焦点をあて,祖父母が養育支援者になり得るかどうかという見方をすることが多くあります。
一方,相手の方々は高齢者の利益や人権について考え,子や孫がどこまで応じられるかという見方をされているようでした。
考えてみれば当然のことなのですが,これまではあまり持たなかった視点です。
初対面でしたが,互いに率直に話したと思います。
見方やサポートの考え方の違いにガーンとさせられました。
来所された方も同じようなことを感じたようでした。
福祉でくくられる領域内でもまだまだ超えねばならないことがたくさんあることを,この出会いは突きつけてくれました。