子どもの「意見」「思い」「気持ち」が大人に十分受け止められていないことを窺わせる資料の改訂がありました。
昨年12月,文部科学省が生徒指導提要を見直しました。
これは,学校で教員が子どもを指導する際のひとつの指針となるもので290ページものボリュームがあります。
その中で,不適切な指導と考えられ得る例の一つとして「児童生徒の言い分を聞かず,事実確認が不十分なまま思い込みで指導する」とあります。
「言い分を聞かない」ことが少なからず起きていることが背景にあるのでしょう。
子どもの話を聞かないことは,「思い」や「気持ち」をしっかり受け止めるには程遠い状況です。
子どもは教育を受ける権利の主体者でもあります。
主体者の思いや気持ちが軽んじられる場は,もはや教育とは呼べないかもしれません。
提要では,児童福祉法や子どもの権利条約,意見表明権についても解説しています。
子どもがたくさんの時間を過ごす学校。
子どもの views をしっかり受け止められる場であり続けてほしいと願っています。
今朝の全国紙の文面の一部です。
10~19歳の死因で最も多いのは自殺
日本だけの現象
原因で最も多いのは「学校問題」
views②
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと