数日間,気持ちが張った緊張の連続でした。
帰宅すると重い疲れを感じました。
震災遺構や伝承館の意義を改めて,いや初めて感じました。
巨大地震・津波の破壊力や被害の大きさを後世に伝えるものではないと思いました。
その時に人がどのように生き延び,またどのように命を終えざるを得なかったか。
そして,その後どのように生きたのか。
まさしく「命」「生きる」に正面から向き合い伝える地や施設であると思いました。
曲『駆けて来てよ』が重なりました。
1600人,震災で親を失った子どもはどのように育ち生きているのでしょうか。
届いていないサポートがあるのではないでしょうか。
12年を経過した今でも時間を止められた人と地があります。
子どもの心と身体の健康,心と身体の命は最優先に問われなければなりません。
それは自然災害か否かを問いません。
子どもの育ちや子育てをサポートする行政や民間機関は,その役目を果たすことに日々力を尽くす必要があることを今回の南下は教えてくれました。