震災後,福島県の沿岸部は道路を南北に移動できませんでした。
数年たっても復旧作業が進まず,主要国道脇の水田には流されてきた車がそのままになっていました。
当時,南下した私は西へ西へと迂回を余儀なくされ,県の中央部付近まで行かざるを得ませんでした。
住民の居なくなった家々への入り口には梯子などが横たえられていて,進入を拒んでいました。
津波も襲来せず,建物も倒壊していないのに人が全くいない地域が続いていました。
不気味さを感じたことをはっきり覚えています。
今回,移動制限はかなり解除されていました。
けれども明らかに他の2県とは違いました。
国道脇の店舗や会社の建物は使用されずに震災当時のまま残されていました。
岩手・宮城では見られなかった光景です。
岩手・宮城・福島⑥
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