1時間近くも遅れた訪問。
ひたすらお詫びしながら部屋に入らせてもらいました。
養育者からは「忙しそうですね」。
子どもからは「今日は来ないのかと思った」「私のこと忘れていたんでしょ」「どうせ予定を書き間違えてたんでしょ」。
小さい頃,この子が笑う場面の記憶が私にはありません。
長い期間,オレンジや家で時間をもとにしてきたその子は笑顔で私に言ってきました。
程度が軽くない被虐待歴のある子どもの言葉には微妙なメッセージがのってきます。
自分のことがどう受けとめられているのだろうか,自分の言葉は届いているのだろうか,自分の気持ちは伝わっているのだろうか…。
そんなことを確かめているようにも感じられました。
でも,勝ち誇ったように言うその子からは,不安のない今の生活をアピールしているような感じも伝わってきました。
まさにドヤ顔で。
遠慮なく見せるその顔に,私はホッとし幸せを感じます。
そんなドヤ顔を見せられるようにまでなったことが何よりも嬉しいことです。
大遅刻②
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと