創りあげるもの

幼児が送迎バスに置き去りにされ命を落とす。
繰り返されてしまいました。
言うまでもなくあってはならないことです。
携わる者が安全をどのように受け止めているかがことを左右すると思います。
・現状の対応で事故が起きていないから。
・マニュアルを整備しているから。
・いつも細心の注意を向けているから。
これらのような受け止めはちょっと危ないような気がします。
事故が起きていないのはいくつかの偶然が重なり続けた結果かもしれません。
偶然のバランスが崩れた時，その人たちにとっての想定外が起こってしまいます。
安全が偶然のもたらすものであってよいわけがありません。
安全はもともとあるものを守っていくものではなく，ないところから創りあげるものだと思います。
現状を否定的にとらえ，事故が起きていない偶然としっかり向き合うことができるかどうかがカギを握ると思っています。