高校生の心の不調を把握する教員向けのツールが,高校で少しずつ広がっているそうです。
次のような記事を読みました。
ツールの名前は「RAMPS(ランプス)」(「心身状態の評価」の英語名を略した名称)で大学の相談支援研究開発組織が開発。
タブレット端末を使い,22の質問に選択肢から選んで答えていく。
3年前から高校で導入され,現在使われているのは全国で59校。
新潟県が41校と最も多く,きっかけは高校生の自死だった。
支援の対応につなげるひとつの資料として,その結果を利用している。
先生方からは「全く問題がなさそうな子が,実は死にたいと思うほど悩んでいて驚いた」「自殺の危機が迫っている子ほど,周りに「助けて」と言えない傾向があることが分かった」などのコメントがある。
心の不調や悩みは容易に訴えられるものではありません。
その一助としていろいろな工夫が進んでいることを知りました。
私が特に目に止まったのが,高校生への聞き取りで語られた次の言葉です。
「聞かれたから答えた」
「今まで尋ねられなかったから言わなかった」
「つらかったけど心配をかけるから言いづらかった」
周りからの積極的な寄り添う言葉かけがもっともっと必要だと感じました。
尋ねられなかったから言わなかった
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと