しばらく前,新聞の投書欄に36歳の女性からの文章が掲載されていました。
その要旨です。
ご本人の意にそわない表現に変わっている部分があるかもしれません。
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小3の頃,母親が精神病を発症,離婚し母子家庭になった。
母の不自然な行動や意味不明な言動に神経をすり減らす日々。
高校1年に母が死ぬまで続いた。
ヤングケアラーという言葉を見聞きする。
子どもらしく生きられない子どもたち。
「異常な家庭環境」を恥ずかしく感じ,隠してはいるものの,心では助けを求めている子どもがたくさんいるはず。
自分もそうだった。
大人のように振る舞わざるをえない「孤独」と,いつ終わるか分からない「不安」と闘っている。
普通とは違った家庭環境で暮らす子どもたちを偏見の目で見ないでほしい。
子どもたちが臆せずに助けを求められるように,胸を張って生きられるように。
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とても気になる文章でした。
このような状況が心配される世帯について,行政機関はネグレクトに相当するかどうかで判断し対応を決める傾向があります。
「〇〇が整っているから」「〇〇が継続されていないから」などの判断で,支援対象にしないケースが少なからずあります。
心配される情報があったら,まずは支援対象として考え寄り添う対応を始めることが求められていると考えています。
また,学校は支援対象か否かの判断を必要とせず,子どもの言動や気持ちに日常的にかかわる機関です。
「孤独」と「不安」
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと