今回は児童福祉のワンポイント講座のような話題です。
「児童家庭支援センター」とは…。
児童家庭支援センターは,児童福祉法に定められた「児童福祉施設」のひとつです。
児童福祉施設は全部で12種類あります。
比較的身近にあり多くの方が利用されている「保育所」や「幼保連携型認定こども園」も児童福祉施設です。
「施設」という言葉がつくと,子どもが生活するところを思い浮かべる方も多いと思います。
それらは,さまざまな理由で家庭で育てることのできない子どもを養育(社会的養護)する「乳児院」や「児童養護施設」などです。
「児童家庭支援センター」は,子どもが生活するための施設とは異なります。
すべて民間の事業者が設置・運営しており,行政機関ではありません。
千葉市を含む千葉県内に,現在13の児童家庭支援センターがあります。
そのうちの2つが当法人が運営する「オレンジ」と「K’orange」です。
「子ども家庭支援センター」という名称を用いていますが,法律上は「児童家庭支援センター」です。
県内の他の児童家庭支援センターは,いずれも社会福祉法人が設置・運営しており,児童養護施設を兼ね備えたものも多くあります。
なお,児童家庭支援センターは略して「児家セン」と呼ぶことも少なくありません。
(つづく)
児童家庭支援センター①
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