大人も子どもも,心身が健康で生きていくことが簡単ではない社会になってきているように感じます。
誰かの支えや助けを得る力が昔以上に必要とされる時代です。
生命や心への重い負担にかかわるような状況では「助けて」というSOSを発信できれば,何かが変わるかもしれません。
でも,人はいきなり「大きな助けて」を言えるほど器用な生き物ではないように思います。
そういう人がいない,連絡先が分からない,言ったらどう展開していくかがさらに不安,…。
そもそも発信するエネルギーもない。
「大きな助けて」は,そう簡単に発信できるものではないのかもしれません。
最近,「小さな助けて」がとても大切だと思うようになりました。
「朝,起きられない」「お腹が痛い」「寒い」「いっぱい頑張りました」「言われたからしっかりやってきたよ」…。
ことによると,このようなことが「小さな助けて」なのかもしれません。
取りようによっては,日常あるなんでもない言葉です。
「早く寝るように」「何を食べた?」「今日は気温が低いから」「よくやった」「やればできるじゃないか」…。
そんな言葉につながりそうです。
けれども別の取り方をすると「助けて」という発信とも考えられます。
「朝,どんな感じなの?」「どのあたりが痛いの?」「いつから寒い?」「頑張ったんだ」「言われたことに応えようとしたんだ」…。
「小さな助けて」の受け止め方が「大きな助けて」を発信できる応援になると思っています。
助けて2
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと