最近知りました

オレンジのつぶやき

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「児童虐待の防止等に関する法律」(児童虐待防止法)は,現在の児童福祉にはとても重要な法律です。
2000年に制定されました。
1933年(昭和8年)に日本で「児童虐待防止法」が定められていたことを最近知りました。
私は児童虐待という用語がわが国でよく知られるようになったのは1980年代と受け止めていました。
それよりもはるか昔に,法律名として登場していたことに驚きました。
調べてみると,その法律で想定した虐待行為は現在とは異なっていました。
出てくるのは「不具畸形の児童を観覧に供する」「乞食」「道路において物品を販売する」「諸芸を演ずる」「芸妓酌婦」などという説明です。
時代を感じますが,子どもの権利や利益が尊重されていない状況を背景に定められた点では現行法と同じです。
この法律は1947年に児童福祉法が制定されて廃止となったとのことです。