“母子は一生”

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

子ども家庭支援に課題を感じ日常業務に全力投球している知り合いの自治体保健師がいます。
子ども家庭総合支援拠点に続き,こども家庭センターの立ち上げにかかわり,統括支援員を務めている方です。
対面でもオンラインでも話す機会があれば,いつも子ども家庭支援の現状と課題の話になります。
最近会った時に「母子は一生でしょう」と言われました。
その保健師の考えや思いを聞いてきた私は,その意味がすぐに理解できました。
子どもや養育者をサポートしていくうえで,母子関係の視点は一生続くだろうとの発信です。
その保健師の子ども家庭支援のベースを如実に表す言葉だと感じました。
「母子(保健)は一生」という概念が,多くの方にすぐに共有されるとは思われません。
けれども,そのようなとらえで最前線で業務にあたっている者の思いにも耳を傾けてみようとする構えの先に,新たなものが見えるような気がしました。