困ったねえ

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

ある県から市町村の子ども家庭支援部署職員を対象にした講話の依頼を受けました。
事前にそれぞれの自治体の様子を簡単な記述で教えていただきました。
予想通り目が止まるのは小規模自治体の声です。
「人員不足」「有資格者不在」「サービス資源がない」「医療機関がない」‥
反対に小規模が強みになることもあるのですが,やはりこれらの声は切実です。
全国1741自治体のうち30%は人口1万人以下です。
数年前,人口700人の自治体にうかがったことがあります。
一人しかいない保健師さんが多業務をかけもちしていました。
共感するだけで,適切な声かけはできませんでした。
小さな自治体の個別支援会議に参加すると,本当に発言に窮することがあります。
最近も担当者と一緒に「困ったねえ」と繰り返してしまいました。
「こどもまんなか」を目指し,理念や望ましいあり方が示されています。
大事なことだと思います。
小さな自治体の実状にどう応じていくかが合わせて語られることも,同様に大事だと実感します。