教育ではない

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

<学校での体罰>
先生が子どもを殴ると “体罰” と呼ばれます。
社会では,人を殴ると刑法に触れ “暴行“ や “傷害“ として扱われます。
同じ学校内でも子どもが他の子どもを殴ったら “暴力は決していけない” と,暴行・障害を指す言い方をします。
この違いは何なのでしょう。
“体罰“ と表現した瞬間から,“暴行や傷害とは違う“ という響きが生まれるような気がします。
“教育の一環として行われたもので,ただ行き過ぎた行為“ ということでしょうか。
そのような文化から抜け出せないところに学校での体罰の根深さを感じます。
先生が子どもを殴ったら “暴行” です,そして怪我等があれば “障害” です。
社会に合わせた受け止め方をしていくのが自然です。
専門職である先生方は暴力を伴わずに教育していくことができなければなりません。
体罰は社会から大きく逸脱しており,もはや教育ではありません。