まずは子どもの気持ち考えてね

全国紙の投稿欄で「大人に言いたい」という特集を見かけました。
興味深いエピソードや思いが並んでいました。
小学生・中学生・高校生・大学生の投稿を取り上げてみます。
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「まずは子どもの気持ち考えてね」

　私の母は，いつも自分に都合のいいことを言う。
　私が「今朝はあと１５分寝たい」と言うと，１５分くらい寝ても変わらないでしょ」と無理やり起こす。
　でも買い物に行く時，母に「早くしなさい」と言われ，１０分くらい早くても遅くても変わらないでしょ」と答えると，「めっちゃ変わるよ！」と怒る。
　友達は，家のかぎを忘れたので，先生からお母さんに連絡してもらったら，お母さんに「それくらいで先生を使うな」と怒られた。またかぎを忘れ，今度は先生に言わず玄関の前で待っていたら，お母さんに「なんで先生に言わなかったの」と怒られたそうだ。
　私の母も友達のお母さんも，言っていることとやっていることが矛盾している。でも，私たちの将来を考えて言ってくれるのかなとも思う。私も子どもができたら，矛盾したことを言ってしまうかもしれない。
　そこで提案したい。まずは私たち子どもの気持ちをちゃんと受け止めて欲しい。その上で，人生経験の豊かさから，一番良いアドバイスをしてほしい。
（１１歳・小学生）
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ありがちな話かもしれません。
親には親の，子どもには子どもの立場や都合があるのでしょう。
ただ，どうしても親や大人の方が優位に立つ状況が生まれます。
そんななかで「子どもの気持ちをちゃんと受け止めて」という思いをもっていることを気持ちの片隅に置いておけたらいいと思いました。