全国紙の投稿欄で見かけました。
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“時代錯誤な校則 いつまで?”
先日,映画「窓ぎわのトットちゃん」を見た。好奇心の塊でおしゃべり好きな女の子が,理解ある先生のいる自由な学校で友達と触れ合いながら成長していく姿に感動した。この学校が,軍国教育に染まっていった戦前に実在したと知り,奇跡のような出会いに胸を打たれた。
小学生の孫が学校から「新しい校則」を持って帰ってきた。そこには髪形やゴムの色まで指定されている。特定の枠にはめるような校則に驚いた。学校教育は子どもたちの多様性を重んじ,一人一人の個性を伸ばすものであるべきだと私は信じる。画一的な生徒指導がかえって陰湿ないじめを生み,不登校の遠因にもなっていないだろうか。子どもたちが楽しんで学べる学校にしていただきたい。
(73歳・医師)
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30年以上前,100を超えていた校則を生徒とともに26項目に整理した中学校がありました。
大事にしたのは生徒の自主性と創造性。
校則は「生徒憲章」と名を変え,その前文に「互いに認め合う」「責任と真の自由」を謳いました。
「生徒憲章」の精神が,この学校の教育活動の基盤となり機能したとのことです。
投稿者の「時代錯誤」という受け止めを理解できます。
“時代“ では済まされないもっと重要な「教育観錯誤」という見方をしなければと感じました。
「こどもまんなか」は遠い。
錯誤
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと