不登校の子どもの4割近くは

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

2022年度の不登校の小中学生は約30万人だそうです(文科省調査)。
年々増加し,過去最多。
そのうちスクールカウンセラー等を含む学校以外の専門機関とつながっていない子どもは約38%にあたる11万人強(同)。
この子たちは学校の先生だけで対応しているということでしょうか。
あるいは,そうせざるを得ない背景があるのでしょうか。
私は,不登校は学校教育だけで対応しきれる問題ではないと考えています。
もし,それが可能であれば何十年前から続く状態に,成果が見えたり,対応するしくみが確立したりしていてもよいのではないかと感じています。
不登校は,その子どもの「生きる」ことにかかわるできごとです。
そのことから教育だけではなく,児童福祉の視点を軸に考えていくものだと思ったりもしています。
そのようにして “子どもの気持ちや心を尊重する” 営みを進めていく必要があります。
大人には,子どもの権利や利益を尊重していく責任があるのですから。
4割近くの子どもが “学校以外の専門機関とつながっていない” という事実は,これまでの体制づくりの考え方が適切とはいえず立ち遅れてしまっている表れと受け止めています。