不登校の子どもが増加を続け,学校外の専門機関のサポートにつながっていない事例が多いと報道されています。
一連の報道で感じることがあります。
不登校の増加が続く一因を文科省の担当者は「コロナ禍の影響が続いているのでは」とコメントしているとのことです。
児家センで子どもや養育者にかかわっていると,そのようには思えません。
家庭や子どもの育ち,学校のしくみや対応に起因しているとことが多いと感じます。
コロナの影響かどうかの評価は難しいところですが,長年の増加状況からするとコロナの影響は限定的だと思います。
また,自治体の支援センターにたどり着いたところ,学校に戻ることが前提の支援方針についていけなかったという事例が紹介されていました。
当然だろうと思います。
不登校は子どもにとって「生きる」ことの問題です。
「教育」の問題として受け止めている間は,子どもたちの実像に近づけないだろうと感じています。
皮肉にも,教育関係機関が頑張れば頑張るほど子どもが抱える「生きる」という課題に向き合うことが難しくなっていると思います。
「生きる」ことの問題
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと