１束の赤いカーネーション

今日は住んでいる地区の清掃作業がありました。
例年は，この時期の週末に市からの呼びかけで「ゴミゼロ」運動として行っていますが，今年はコロナの影響で中止。
地区の都合のつく方が参加する形で行いました。
私の住んでいるところは田園地帯，作業は道路わきの草刈りが中心です。

私の家の近くに路肩が広く，日中は日陰もできる場所があります。
よく昼時に車を止めて休憩している様子を目にします。
でも，ごみの投棄場所にもなっています。
レジ袋のお弁当ごみやたばこの吸い殻がたくさん捨てられたり…。

ひざ丈ほどに伸びた草を刈っていると，ごみに混じって，
「赤いカーネンション」が１束姿を現しました。
枯れ始めていましたが，「赤」い色はわかりました。
茎にセロファンが巻いてあり，そのまま誰かに渡せるような束でした。
カーネーションといえば「母の日」。
日数が過ぎていますが，母の日と関係のあるカーネーションかなと思ってしまいました。
あのカーネーションが，どういうわけでそこに捨てられていたのかはわかりません。
誰かの辛く，切ない気持ちからではないといいなと思いました。