朝日新聞の連載「きょう、誰と食べる? -孤食を考える-」が終わりました。記事では、名古屋大学大学院の行った実験が紹介されていました。被験者に自らが映る鏡の前と、壁だけが映るモニターの前で食べてもらうことで比較したところ、年齢に関係なく鏡の前で食べた方が「おいしさ」の評価が高くなり、食事量も約1~4割増えるという結果が出たそうです。そして、ひとりで食事をするよりも、誰かの存在を感じながら食事をした方が、より美味しく感じ、食事量も増えるとまとめられていました。
他の記事で紹介されていた兵庫県南あわじ市が作成した動画、「あわじ国バーチャン・リアリティ」の朝ごはん編と夜ごはん編の2本も見てみたところ、たしかに、これを見ながら食べれば、孤食の人も少しは楽しく食事ができるのではないかと思われるような動画でした。
振り返って、オレンジ食堂は、コロナ禍でお弁当のテイクアウト形式を続けてきていますが、本来の目的に沿った会食形式に戻す時期や方法を検討する必要があると考えさせられました。
画像は、「あわじ国バーチャン・リアリティ」の夕ごはん編です。
819 あわじ国バーチャン・リアリティ
・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど