いつのころからか、毎朝お茶を淹れるとき、自分なりの作法のようなものができあがっています。まず、やかんで沸かした湯をポットに注ぎ、そこから湯冷まし用の器に移して適温にした後、樺細工の茶筒から急須にお茶っ葉を入れて冷ましたお湯を注ぎます。
この茶筒は、長年お付き合いのある秋田出身のご家族から、故郷の名産品としていただいたものです。茶筒を選んでくれた奥さんは、十年以上前になくなり、形見の品のようになってしましました。私のお茶の作法は、その頃確立したもののようです。
818 樺細工(かばざいく)
・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど