4月からの勤務で、いろいろと今までに経験しない場面に出会っています。
その都度、ちょと新鮮な感じを味わいます。
今日は、電話対応の話題です。
事務所には毎日、電話がかかってきます。
時々スタッフの電話の受け方にこれまでにない気づきを感じることがあります。
ひとつの例をあげます。
(電話がかかってくる)
「はい、子ども家庭支援センター・オレンジの〇〇です」
(相手の方が名乗る)
「〇〇(相手の名前)さん、お疲れ様です」
(用件に入る)
ただこれだけのことですが、私は「ああ!」と感じました。
電話をかけたのが自分だったら、受け入れられ感、肯定感、存在感を得ます。
名乗ったら「〇〇さん、…」と自分の名前を返されることで、私は嫌な気持ちにはなりません。
もちろん初めて電話した相手からこのような応対をされたら、単なるマニュアル対応と感じてしまいますが…。
スタッフも知っている方やよく電話をかけてくる方、関係機関の方からの場合に、このような対応をしている傾向があります。
それは、単に親しさの表れというのではなく、なんというか「相手の方を認める」「相手の方へのリスペクト」という感じがします。
自分の事務所のことをこのような話題として取り上げるのは、ちょっと恐縮なのですが…。
実は、私にはなかなかできません。
「名前を呼ぶ」「名前を返される」、何か不思議な力があるように思います。
ちょうど今日、こんな場面がありました。
日頃かかわりのある方が事務所に来られました。
応対したスタッフの口から「〇〇さん、こんにちわ」。
私だったら「〇〇さん」は付けられないな、とまた思ってしまいました。
人と人の心の距離感なのかなあ…。
「オレンジ」「K’orange」は、勤務初日に名前の呼び方を共有する事業所です。
昨日のテレビ会議で、一度しか会ったことのない「K’orange」のスタッフに「〇〇(名)ちゃん」と言った自分に、満足感を感じている私でした。