学校に行かないことを決めている子がいます。
毎週,オレンジにやってきます。
一緒にいるお母さんの後ろに隠れたり,お母さんの体にいつも触れていたりする光景が続きました。
私も学習支援員も好きなだけそうできるようにかかわりました。
もちろん直接会話することはできませんでした。
お母さんを経由して答えを返してきました。
そのように返してくれることを私も支援員も嬉しく感じていました。
何ヵ月か経ったころから,少し変わってきました。
駐車場所にお母さんが車をとめる前に車から降り,一人で玄関に入ってくるようになりました。
その後,私たちへのかかわり方もどんどん変わっていきました。
はじめの頃の姿からは想像できない様子になりました。
その子がお母さんに話したそうです。
「これからは〇〇さん(私),〇〇さん(支援員)と私だけですごす。お母さんは居なくていい」
「このままでは親離れできなくなってしまう」
私も支援員も胸に迫るものがありました。
いまの自分と正面から向き合い続けているこの子。
自分のことを自分で決めているこの子。
すごいなあ,すごいなあと思います。
これも忘れられない言葉です。
子どもの言葉③
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと