<子どもが発信しやすい環境を整える>
いまの日本は子どもが「思い」や「気持ち」を発信しやすい社会でしょうか。
頑張ったり努力したりしないとできないようであれば,国の目指す「こどもまんなか社会」は大人の都合から出た言葉だけに終わってしまいます。
予算を伴う政策も大事ですが,それだけでなく子どもが発信しやすい環境にしていくこともとても大切だと思っています。
いろいろな課題が待ち受けていると思いますが,次の2つは欠かせないと考えています。
ひとつは,子どもの話やつぶやきをそのまま聞き,受け止めること。
大人は子どもの言葉を評価したり,大人の考えに沿った内容を返しがちです。
しかも,間髪を入れず。
「聞いてくれたなあ」「受け止めてくれたなあ」とゆっくり味わえる経験を重ねさせられたらと思います。
もうひとつは,待っこと。
「思い」や「気持ち」などを言葉やしぐさで発信するのは結構大変な作業です。
言おうか言うまいか,どんな言葉にしようか,どんな言い方にしようか,…。
それなりに間や時間がかかります。
「待ってくれるから安心できる」経験も重ねさせられたらと思います。
でも,養育者にはそれが難しいことを自身の子育てや業務を通して経験しています。
これら2つのことは,養育者以外の大人がまず担っていくことが必要かなと感じます。
学校の先生や子どもにかかわる者の出番だと思います。
昨日の views④ と異なり,これは学校教育でふんだんに提供されねばなりません。
子どもの views を左右する業務に就いている大人はたくさんいます。
views⑤
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと