岩手・宮城・福島①

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

まとまった休暇をとり東北地方へ出かけてきています。
東日本大震災で被災した沿岸部を岩手から宮城・福島へと南下中です。
震災後に学校防災や防災教育の仕事を担ったこともあり,何度も出向き,その後も訪れてきました。
今回は,復興工事が終了したとされる現地を目にしたいとの思いからです。
行き交うおびただしい数のダンプカー,砂ぼこりや泥はねの道,仮設住宅,プレハブのコンビニ等は全く目にしなくなりました。
かわって広がるのは巨大なコンクリートの建造物と整備された道路,新たな商業施設,〇〇団地という名の集合・戸建て復興住宅などです。
一様に言えるのは,海の近くから海が見えなくなりました。
10年ぶりに訪れた漁業の街。
取り囲むように続いていた万里の長城と言われた海抜10メートルの防潮堤。
津波はそれを超えて来ました。
その海側にさらに5メートル高い新防潮堤が完成していました。
万里が小さく見えました。
ちょっとほっとしたのは,浸水した地区唯一の中学校が今でも存続していることでした。