アウトリーチ型のかかわりの大切さや有効性は,いまさら取り上げるまでもありません。
その根底には「必要とする方を主体に置く」という考え方があると私は受け止めています。
「必要があれば来てください」ではなく,こちらから出向くことの意味は大きいと思います。
家庭訪問,訪問型学習サポ―ト,オレンジ弁当宅配,出張バンド演奏は,オレンジのアウトリーチ型活動の一部です。
どれも大きな意義を果たしていると感じています。
このように出向いていく業務は時間を必要とします。
1日にできる家庭訪問が1軒ということもあります。
どうしても事務所を離れる時間が多くなってきます。
来所される方への対応も合わせると,自席で事務をとることのできるのが1週間のうち半日程度ということも稀ではありません。
それでも出向いていくことにより,相手の方により近づくことができるという実感は相談業務を支えるうえでかけがえのないものです。
いまの児童家庭相談は,アウトリーチ型でのかかわり方をもっと探っていかねばならない状況だと考えています。
1週間のうち半日
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと